やりましょう盆踊りとは

2011年に発生した東日本大震災の翌年から宮城県各地で「盆踊り」を開催する被災地の復興・地域コミュニティ支援のプロジェクトです。

甚大な被害をもたらした東日本大震災。故郷や思い出などが失われ、人々はちりぢりとなりました。「やりましょう盆踊り」は被災地で「盆踊り」開催を通し、まちの再構築の一助となることを目的に震災の翌年から始まりました。

受賞履歴

2016年度「グッドデザイン賞(コミュニティ支援・社会貢献活動部門)」を受賞いたしました。

2017年度「仙台広告賞」の新聞部門において当企画の開催告知・報告が大賞を受賞いたしました。

2020年度「beyond 2020プログラム」の認証を受けました。

開催会場の声

2018年開催会場|気仙沼 鶴巻二区会長 内海 勝行さん

鶴巻二区は2016年春に集団移転団地として入居が始まり、昨年9月に165世帯で自治会を結成しました。年配者や子どもを繋ぎ、盆踊りを通して住民同士の「和」をつくりたいと思い応募いたしました。盆踊りに向けた気運も高まり、盆踊りの準備は自治会だけでなく、子ども会や婦人部など地域を巻き込み、準備をすすめて参りました。色とりどりの提灯に、お祭りを盛り上げる太鼓。そして立派なやぐらが組まれ、やぐらの周りには踊り手ボランティアの皆さんと共に二重、三重の「輪(和)」をつくり踊り、大人は昔を思い出し、子どもは盆踊りの楽しい思い出をつくり、盆踊りを通し関係者と自治会の思いが一つとなった素晴らしい盆踊りとなりました。協賛社の皆さま、踊り手ボランティアの皆さま、河北新報社をはじめとする関係者の皆さまのご支援、ご協力に感謝いたします。

2018年開催会場|八幡町商店街ファンコミュニティ実行委員長 高山 政敏さん

「15年ぶりに八幡町に盆踊りを復活させよう!」八幡町商店街ファンコミュニティ(八幡町商店会)月いちミーティングで決定したのは昨年の10月19日。ちょうど10ヵ月後にそれが現実となろうとは…。「大崎八幡宮 斎場という神聖な場で八幡町商店街ファンコミュニティでしか出来ない盆踊りをやりたい」という熱い想いから、早朝や仕事終わっての遅い時間からの打ち合わせを重ね、その想いが通じたのか晴れて絶好の盆踊り日和。はたして人が集まるのかという不安をよそに、明るい時間は親子連れ、日が落ちる頃には往年の盆踊り名手が多く集まり、外国の方や老若男女が櫓の周りに二重三重の踊りの輪を繰り広げてくれました。準備期間が短い中、やりましょう盆踊り実行委員会の方々・当日踊り手を導いてくれた皆さんに深く感謝申し上げます。

2019年開催会場|吉田浜行政区 代表区長 伊藤 喜久雄さん

河北新報で『やりましょう盆踊り』の公募を知り、ダメもとで応募した結果、幸運にも今回のご支援をいただくことになりました。昨年までは、県の地域コミュニティ再生支援事業の補助金を基に夏祭りの盆踊りを行ってきましたが、昨年で補助金の支援も打ち切りとなり、今年の開催を思案していたので今回の支援は本当に有難く感謝しております。当日は好天にも恵まれ350名余りの参加があり、老若男女、盆踊りを楽しみ、地域のコミュニケーションが図られ素晴らしい盆踊りとなりました。参加者からは、来年も実施してほしい旨の要望も多く、自前での盆踊り櫓、ちょうちん飾りなど開催に向けての検討をしていきたいと思っております。今回の開催にあたり、協賛社の皆さま、踊り手ボランティアの皆さま、河北新報関係の皆さまのご支援、ご協力に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。